多様ないきものが賑わう里地・里山の環境を、子どもたちと共に・・

2015年5月5日(水・祝)　田植え体験といきものみっけ

　平成２７年５月５日、子どもの日。晴天に恵まれ、外遊びに絶好な日となりました。朝から、市内外から集まる２０組の親子連れ。

　　まずは、開講式、そしていざ、いきもの圃場へ出向きました。ここの圃場は、整備されてはいますが、山からの流れた水のおかげか？かなり多くの生きものにであうことができます。イモリ、ドロムツ、しまどじょう、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル、ダルマカエル、サワガニ、ゲンゴロウ・・・・小さな子どもたちが、素手でつかみ“いきものみっけ”をしました。今年度は、環境学習に力点を入れたものになっています。

　農作業体験だけでなく、もう少し、理科的・科学的な目を養う？？？ことをめざして、見つけたものを振り返る時間を作りました。その助っ人に滋賀大学で環境教育を専攻する学生さんたち。小さな子どもたちも、お兄ちゃんたちの説明に興味津々でした。
お昼は、おばちゃんたちが作ってくださった、おにぎり、こごみやうどの山菜のてんぷら、豚汁。満席の和室で、みんながおいしくいただき、そこでは「私たちの命は小さな命・いきものから繋がっている」話を聞きました。

　さあ、待ちに待った田植え体験。
いきものみっけ用圃場を、猪鼻（いのはな）に地域の方が作ってくださいました。
前日までに、２０等分の紐を張り準備された圃場は、休耕田であり、何度も耕していただいた労の賜物でした。岡田会長から、苗の本数は２,３本であることの説明を受け、参加者は、田んぼの端に一列に並びます。笛と同時に目安となる２０センチごとに目印した縄をスタッフが移動させます・・・・・が、ぬかるむ足、尻もち、泥の感触にびっくりする子ども、奮闘するお父さん・・・・ペースがまちまちで結局自由な形での田植えになりました。

　番外編として、もう一枚の田んぼでは、木でできた「回転　三角定規」のアイテムを使った田植えをしてくれました。その圃場は、機械で行う田んぼなので、土の下は石ころだらけだったようで、素足はかなり痛かったらしいです。Ｆ君ありがとう。



　屋外用の顕微鏡では、田んぼにいるプランクトンを観察しました。小さな生き物も田んぼにはいることを確認です。

　水路での手洗い、足洗い、体洗い・・心地よい疲労を背に、第１回目の寺子屋は終わりました。参加された６０名の方々、スタッフの方、地域の方々、ありがとうございました。



　アルバムもアップしました！大きな画像でご覧いただけます。